(123)小田嶋隆さんの「13歳のハードワーク」より
職業柄、年に少なくとも100回分以上の中学入試の国語の問題を解く。それで面白い文章には自然と出会うのだが、ここ4~5年で最も面白かったものの一つは『転換期を生きるきみたちへ』に収録されている、小田嶋隆さんの「13歳のハードワーク」である。読み返す度に見事だと思う。
・・・ということを、少し前にツイッターの方に書いたのだけれど、特に好きなくだりを引用してみます。
21世紀にはいって十数年が経過した現在、「夢」は、子供たちが「将来就きたい職業」そのものを意味する極めて卑近な用語に着地している。なんという、夢のない話であることだろうか。
昭和の中頃まで、子供たちの「夢」とは他愛のないバカバカしいものだったが、いまや「夢」は現実的な目標じみたものになり、「職業」と結びつく概念になってしまったと小田嶋さんは言う。
本当にその通りだと思う。
子供たちの現在が、いまを生き生きと楽しむものではなく、「夢への助走」「将来の職業への準備期間」として位置づけられているとしたら、やはり「夢のない話」だ。
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おかげさまで、拙著『中学受験国語 記述問題の徹底攻略』が増刷。3刷となりました!
引き続きよろしくお願いいたします。
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昭和の中頃まで、子供たちの「夢」とは他愛のないバカバカしいものだったが、いまや「夢」は現実的な目標じみたものになり、「職業」と結びつく概念になってしまったと小田嶋さんは言う。
本当にその通りだと思う。
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